敗者のゲーム―なぜ資産運用に勝てないのか



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インデックスファンドの長期保有が資産運用の王道

○読み始めたきっかけ

橘玲氏の著作を読んで、株式インデックスファンドが投資の王道と知って、実践し
ています。その中で、重要な書籍として挙げられていました。

○心に残る言葉

 長期においては株式のリスクは種々の投資商品の中で最も低いが、短期においては
逆にリスクが最も高い。つまり、株式を売りもせず売る必要もなければ、株価の上下
はさほど気にする必要はない。

→最近の上海市民の株に対しては、短期売買オンリーで長期という視点が全くありま
せん。しかもリスクが高いということを本人は全く自覚しておらず、長期の方がリス
クが高いと思っている節があります(今のうちに儲けて、現金化する)。一度、うま
く成功するとその成功体験があだになって、最終的には大損をするように思います。

 テニスやゴルフのプロは、ほとんどミスがない。ウイニングショットで勝負が決ま
る(勝者のゲーム)。しかし、一般人のテニスやゴルフは相手のミスによって自滅を
して、勝負が決まる(敗者のゲーム)。投資についても知識のないものが、利益を出
そうと様々な商品に手を出しても、ミスのない商品(手数料・税金が安い・株式長期
保有)を選ばなければ、資産運用は成功しない。

○どんな人に読んでもらいたいか。

 資産運用を開始する前のすべての人。
この本だけでよいかもしれない

 この本を読んでインデックスファンド(TOPIXや日経平均株価等)のよさを理解し、これだけ効果が出れば十分と考えた人にとっては、これ以外の本を読む必要はないだろう。
 個人投資家はプロの投資家、ファンドマネージャーに比べて情報量が少なすぎるため不利な戦いを強いられる。
 今うまくいっている人も今のテクニックがこれからも通用するか分からないし、情報量を維持するのも大変だろう。
 
 この本ではプロの運用実績よりもインデックスファンドでの運用の方がはるかに優れていることが解説されているが、統計上の情報等で説得力があるようにまとめられている。

 また株式の購入のタイミングを靴下が安売りされているとき靴下を買うように株を買うとうまくいくというユニークな表現で例えているが、この本を通じて景気が下向いて悪くなっているときの方が買い時という当たり前なことを確認させられた。

リスク管理としての投資

 儲かるという期待が勝るから投資を始めるわけですが、本書はそういった期待にブレーキをかけます。1)素人が売買しているとき相手はプロであること2)インフレの脅威3)市場タイミングの選択によって短期で利益を得ることの難しさなど、投資における様々なリスクについて述べています。そのような多数のリスクが存在する投資に対して配当を重視し、長期間インデックスファンドを所有することを推奨しています。本書は多角的に分析し専門用語を用いて解説しているため初学者にとっては難しい面がありますが、投資をリスク管理としてとらえている方には非常に良書だと思います。投資関連の著書の99%は儲かるための方法を書いたものですが、本書はそういった著書とは一線を画すものです。
好評..

知的好奇心をそそる本として有名だ.相場について深く考えるネタをあなたに与えると言う点ではおすすめできる.すべての人がインデックスを上回れるか?否である.アキレスと亀のようであるから.この本で満足を得ることとトレーディングが上手くなれるかは別の話である.
「考え方」を考えましょう。

投資家として成功するための基本知識を説いた本。でありながら、
そのカバーする範囲は、投資家自身の死後についての資産の在り方について
まで触れるなど、非常に幅広い。
しっかりとした考え方を持ち、カンタンに方針を変更することはしない、
という部分は、投資の領域のみならず、非常に参考になる。

抽象的な部分もあり、語彙も多少難解な面はあるが、様々な場面で
大切になる「基礎知識」について触れていると思うので、ぜひご一読を。



日本経済新聞社
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